|
ここでも何度か登場しているタップダンサーのボブじいちゃまを
みなさんは覚えておいででしょうか? よく彼のタップのクラスやジャズダンスのマスタークラスなどで お仕事を頼んで来てくれるのですが、 かなりなお年だということは前にも書きました。 もう随分と長いこと、ショーの振り付けをしたり 教えたりしてきているわけですが、彼の定収入の一つに ある会社に設けられたダンススタジオでダンスを教える というものがありました。 特別上等なスタジオなわけではないですが、 ちゃんと鏡張りの、バー付きの、 しかも白いグランドピアノのあるスタジオです。 これは、ここの社長が元々若い頃にボブじいちゃまの生徒で 人一倍シアターやショーに思い入れのある人であったために 実現したことなのだそうですが、最近この社長が引退して 別の社長になってしまったそうです。 それ以降なのか、それ以前からだったのか 会社の経営もうまくいかなくなって 結局このスタジオも閉鎖ということになってしまったそうです。 ボブじいちゃまの話によると、なんと彼はここで 20数年も教えてきたそうな! もちろん他の所でも教えたりはしてきていましたが、 ここはじいちゃまのオフィスのような所。 お給料もここからのものが大きかったのではないでしょうか。 こうなるのではないかと、薄々は感じていたようですが やはり正式に決まるとがっくりしますよね。 プライベートで教えることはもうほとんどなかったようですが これからはそれもやっていかないといけません。 そのためには場所の確保も必要。 70過ぎのおじいちゃまにそれはちょっときついのでは。。。 「また1からやり直しだよ。最初から生徒の開拓を していかなきゃいけないんだよね。。。」 というボブじいちゃまの疲れた顔。 ここ最近はずっと体の調子も悪くて 色んな病院に通っている状態のようなのですが、 自分がこんなに大変なのに、私のことまで心配してくれる とっても心優しいボブじいちゃま。 「レッスンでもなんでも、何かあれば必ず声をかけるからね。」 と言ってくれて、本当にありがたいのですが 私としてはじいちゃまの体の方が心配です。 そしてやはり、アーティストの辛い部分というのを 思い知った出来事でした。 いくらキャリアを積んでも、それなりの成功を収めても アーティストにとってこれでいいということはないんですよね。 ずっとやり続けて行かなければいけない。 そのためには健康にも気をつけなくてはいけない、 本業だけでなく、コネクションも常に広げていかなければいけない。 本当に厳しい世界です。 今日は友人と話をしていて、自分たちの将来についても 色々と話をしたのですが、彼女がとてもロジカルで モチベーションの高い人で、私がどうしたいのか どうなりたいのかというのを一緒に考えてくれたので すごくいい刺激をもらえました。 こういった音楽などの世界で具体的な計画を立てるのは なかなか難しいものですが、だからと言って 考えなきゃ何もできませんよね。 計画を綿密に立てたからと言って、 その通りになるとは限らない。 今までは結構そういう理由でなかなかはっきりとした 10年計画みたいなものが立てられないでいたのですが、 このボブじいちゃまのことを目の当たりにしたり 最近もっともっと変わっていきたいと思っている自分に 気づくことが多く、途中で変わるかもしれないけど それでもきちんと計画を立ててやっていこうとすること自体が 自分の中の何かを変えていくのではないかと思いました。 計画通りにいって想定通りの結果を得るということだけが問題ではなく こういう風にしようと、それにできるだけ近づけていこうとする 努力や意志などが血や肉となり人を作っていくというか。 雲をつかむような話とは言いますが、 つかんだそこに何を見いだすかは自分次第。 そこに綿飴でも見いだせるような、 一生懸命がんばるけどしみったれてない そんな生き方ができるといいなと思います。 |
|
|
|
| ホーム |
|


